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柿 と ルノワール展

秋が深まってきました。

秋に美味しい果物といえば、柿。

フレッシュなものも、干したものも大好きです。




懐かしいものをいただきました。

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水島柿。

子どもの頃住んでいた家の庭に、水島柿(甘柿)と

渋柿の木がありました。

秋になるとたくさんの実をつけていたことを思い出します。

甘柿はそのままおやつに、渋柿は祖母(以下、ばあちゃん)が皮をむき、ヘタに糸をかけ、軒先につるして干し柿に。

干せてきた頃合いに、ばあちゃんが竿から直接とってくれた干し柿、おいしかったなぁ。



その後、渋柿の木は下水道工事だかなんかで切られ、

なぜか水島柿も実をつけなくなりました。

しばらくしてまた少しずつ実をつけ始めましたが、

カラスに盗られたり(ばあちゃんがよく戦っていた)

他においしいおやつがあったりして、

あまり有り難がらなくなってしまいました。



実家は別の場所に引っ越したので、その柿を食べることはもうないのだけど、

その家には他の方が住んでおられるので、もしかしたらまだ柿の木があるかもしれません。

今頃、おいしく味わってくださっていたら嬉しいです。



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富士山のくだりから、ずいぶんと間があいてしまいましたが、

夏にもう一か所、『なかなか見られない本物を見る旅』へ行ってきました。

柿 と ルノワール展_e0218249_091288.jpg















『ルノワール展』

パリに行かないと観られないものを日本で鑑賞できる滅多にない機会です。

オルセーもオランジュリーも大盤振る舞いじゃないの!というくらいのたくさんの作品。

本当に素晴らしかったです。

作品の前に立つと、本当にその場所にいるような、

例えば、セーヌ川のほとりに立って

雲の流れ、風で湖畔の木々が擦れ合う音、その場の香りまでも感じられるような感覚。

観るというより、作品の中にひょいっと入ってしまう。

だから、周りに人がたくさんいるんだけど、それを感じないのです。

名作というのはこういうことなんだなと思いました。

(私がいうことでもないんだけど)

すばらしい機会に感謝です。



さて、次はどこへ旅に行こうか。




by naminui77 | 2016-11-15 00:48 | くらし

手しごとの記録


by naminui77